「MSDE SQLServer バックアップツール」を、MSDE SQLServer のデータベースサーバー上で実行するか、クライアント側コンピュータから実行するかの選択の基準は、MSDE SQLServer のデータベースサーバーが、どの場所で稼働しているかによります。
MSDE SQLServer のデータベースサーバーのコンピュータがネットワーク的に離れた場所で鍵の掛かっているサーバーラック内で動いているとか、MSDE SQLServer のデータベースサーバーは常にログオフされており、すぐに使うことができないような環境であれば、クライアントコンピュータから、データベースのバックアップを実行するのが良いでしょう。
一方、MSDE SQLServer のデータベースサーバーは、クライアントコンピュータのすぐ近くに存在するとか、常時ログオンされ、使用したいときに使える状態になっているとか、常時ログオフ状態でもログオンしてそのサーバーを使うことができるような場合は、MSDE SQLServer のデータベースサーバー上で、「MSDE SQLServer バックアップツール」を実行するのが良いと思います。
「MSDE SQLServer バックアップツール」をネットワーク越しのクライアントコンピュータから実行する場合は、ネットワーク的な問題や、Windowsのログオン認証の問題など、余計なトラブルが発生します。これらのトラブルに対処できる力量が備わっているチームであれば問題ありませんが、初心者が、MSDE SQLServer のデータベースサーバーを管理している環境では、トラブル防止のために、「MSDE SQLServer バックアップツール」は、データベースサーバー上で実行してください。
|