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トランザクションログファイルを使う、通常モードに戻す方法
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 データベースのトランザクションログ機能を生かすためには、

Select Into/Bulk Copy
チェックポイント時のログ切り捨て

に設定されているオプションを外して、禁止にします。これが本来のデータベース運用の姿です。

 Enterprise Manager があれば、チェックボックスのチェックを外す操作を行なってください。しかし、Access2000+MSDEの組み合わせでは、残念ながらこのチェック印を外すことはできません。次のようなストアドプロシージャを実行します。

exec sp_dboption 'データベース名' , 'select into/bulkcopy' , 'FALSE'
exec sp_dboption 'データベース名' , 'trunc. log on chkpt.' , 'FALSE'

 


・ストアドプロシージャの実行方法

 Accessプロジェクトで、新しいストアドプロシージャを作成してください。

Accessプロジェクトのストアドプロシージャの作成

 次のようなプログラムを入力します。

チェック印を外すためのストアドプロシージャの作成

 データベースの名前は、Accessプロジェクトが接続しているデータベース名となります。
 この例では、SampleDBデータベースです。

 このようなストアドプロシージャを作成し、保存します。

 Accessプロジェクトのストアドプロシージャの実行ボタンを押してください。

警告メッセージ

 このような警告が表示されますが、無視します。

 以上の操作によって、このデータベースオプションは、

チェック印が外された健全なデータベース

となります。

Select Into/Bulk Copy
チェックポイント時のログ切り捨て

のオプションが外され、健全な状態(トランザクションログファイルをデータベースの復旧で使用するモード)になりました。

 これにより、データベースに対する操作記録がすべてトランザクションログファイルの方に記録されますので、トランザクションログファイルの管理が必要です。

 なおストアドプロシージャの実行は、システム管理者(例えばsaログイン)の方に実行して頂きます。一般データベースユーザの権限ではセキュリティ違反となります。

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(株)日本技術ソフト開発 責任編集:堀川 明
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