堀川です、今晩は

-----Original Message-----
From: kei chan [mailto:who@example.ne.jp] 
Sent: Saturday, February 16, 2002 11:35 PM
To: who@example.ne.jp
Subject: [ml-msde-beg:00077] への返信


>このメーリングリストや他のホームページを拝見させて
>いただく限り、将来を見据えてデータベースを習得するのなら、
>Ａｃｃｅｓｓ（mdb）を勉強するより初めからMSDE（adp＋MSDE）を
>勉強したほうがよいのでは？と思っています。

データベースのテーブル設計を勉強するときは、Accessでも
十分に学ぶべきことはあります。
正しくテーブル設計ができているAccessのアプリケーション
を作るようにしましょう。

ただトランザクション管理やロック制御、SQL文のプログラム
などは、データベースサーバーで学ぶとよいと思います。

初めてデータベースを勉強するときは、手軽に学べるAccess
でも構いません。
ただフォームやレポート、VBAなどを極めようとすると、クライアント側
の開発者となってしまうので程ほどにしましょう。

テーブル設計とクエリ開発（できればJet-SQL言語を使ったクエリ）を
中心に勉強するのであれば、Accessで学んだ知識がMSDEにも
十分に役立ちます。


時代の流れとして、Jetデータベースエンジンは使わない方向に
なってきます。そういう意味では、初めてデータベースを触る人も
MSDEからという時代が来ています。

Access2000のAccessプロジェクトは、かなりMSDEのセキュリティ
機能をサポートしていましたが、Access2002は、誰でも使えるように
大幅にその機能が削られました。
次のバージョンでは、もっと簡単に使えるようになるでしょう。
ただそれはMSDEの能力をほとんど生かしていない状態なのです。

つまり、MSDEをあまり知らずにAccessプロジェクトから使うのと、
十分に理解してから使うのとでは、開発力に大幅な違いが出てきます。

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（株）日本技術ソフト開発
  　    　堀川　明  (Akira Horikawa)
    ０２月１８日（月曜日）　００時０９分記
        mailto:who@example.ne.jp
        http://www.horikawa.ne.jp/msde/