Date: Mon, 12 Dec 2005 16:53:02 +0900
From: "Akira Horikawa" <who@example.ne.jp>
堀川です
-----Original Message-----
From: who@example.co.jp [mailto:who@example.co.jp]
Sent: Monday, December 12, 2005 3:35 PM
To: MSDEメーリングリスト
Subject: [ml-msde-beg:01728] RE: テスト環境から本番環境への移管
> >本番環境(WinNT、Sqlserver7.0)では、生産・販売などの
> >基幹系データベースが稼働しています。
今、気が付きましたが、SQLServer7は、特別な事情が無い限り、使い
続けるのは良くありません
できる限り、SQLServer2000にバージョンアップして下さい。
PRB: NO_TRUNCATE でバックアップできず .MDF がなくなる
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;218739
上記のサポート記事の内容は、何を言っているのか意味不明かも
しれませんが、簡単に言えば、
データベースが壊れたときに、プライマリデータファイル(拡張子MDF)
が破損しているときは、トランザクションログのバックアップに失敗する
という、限りなく『障害』に近いSQLServer7の仕様を説明しているものです。
この現象は、サービスパックでも治っておりません。
しかし、SQLServer2000は、この仕様が改善され、MDFが破損しても、
トランザクションログのバックアップができるように修正されております。
普通に考えて、DISK障害等でデータベースが壊れたら、データファイルは
壊れていると思います。
ですから、MDFファイルは破損しているでしょう。
そうなると、SQLServer7では、トランザクションログのバックアップは
できないことになります。
結果的に、データベースの復旧ができず、過去のバックアップ時点に
戻るしかありません(データ損失の発生)。
ですから、上記サポート記事では、プライマリデータファイルは壊れないように
RAID1などに格納しておけと、アドバイスしています。
つまり、SQLServer7で運用するシステムでは、
プライマリデータファイル(拡張子MDF)
と
トランザクションログファイル(拡張子LDF)
は、絶対に壊れてはいけないファイルとなっています。
一方、SQLServer2000で運用するシステムでは、
トランザクションログファイル(拡張子LDF)
は、絶対に壊れてはいけないファイルとなっています。
どちらが、管理が楽になるかは、一目瞭然です。
但し、SQLServer7でも、ファイルグループ設計を工夫して、
プライマリファイルグループの中にはテーブルのレコードを
格納しないような工夫をすれば、RAID1の中に、MDFと
LDFを一緒に入れて記憶することもできます。
上記サポート記事の中にある、
プライマリ データ ファイルを小さめにし、
という表現は、ファイルグループ設計を工夫しろという意味です。
できる限り、SQLServer2000に、バージョンアップをして下さい。
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Epata-IT/日本技術ソフト開発
堀川 明 (Akira Horikawa)
12月12日(月曜日) 16時51分記
mailto:who@example.ne.jp
http://www.horikawa.ne.jp/msde/
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