堀川です、こんにちは

-----Original Message-----
From: Noriko Kudo [mailto:who@sub.example.jp]
Sent: Wednesday, March 02, 2005 11:04 AM
To: who@example.ne.jp
Subject: [ml-msde-beg:01469] Re: ADP から MSDERelA の接続方法について


>> IEの                                                     IIS + ASP + MSDE
>> クライアント     ----->(TCPの80接続)---->     Windows XP
>>
>  上記な様なことを一応、考えたことがあります。
>　しかし、ASPについて何もしらなかったことと、
>　ライセンス問題をしらなかったのでACCESSクライアントからMSDE
>　への接続（TCP1433接続）を考えてしまいました。

ASPプログラムでは、接続管理をどのように行うか問題になります。
小規模な運用であればこの辺の問題は無視できるかもしれません。
しかし同時接続が多く大規模な運用になれば、ASPのプログラム開発は
難しくなるでしょう。

クライアントサーバーでは、接続に関しては問題にならないので
システム開発が容易になります。


>今はまだ小規模ですが、、、これからのことを考えると
>WindowsServer購入、MSDEでしばらく運用→SQLseverへの
>アップグレードのほうが良いのでしょうか？

MSDEとSQLServerとの違いは、１個のデータベースで運用を行なう
データファイルの大きさに制限があるか無いかです。
MSDEは、２GBの上限があります。

[INFO] MSDE 2000 をアプリケーションのデータベース エンジンとして
選択する際に役立つ情報
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;321518

注意するのは、２GBまでギリギリ使用できると考えるのではなく、
１GBから1.5GBまでに止めておくと考えてください。
それは、データベースのデータファイルを各種メンテナンス作業を
実施した場合に、データファイルサイズが大きくなる場合があります。

メンテナンス作業中にデータファイルが成長し、２GBの容量制限に
達すると、そのようなメンテナンス作業はすべて中止されます。
このような理由から、上限値を２GBではなく、それ以下と考えてください。
トランザクションログファイルの大きさは、２GBの制限には含まれません。

データベースのデータファイルは、
select
   file_name(fileid) as [論理ファイル名],
   CEILING (convert(float,size) * 8192.0/1024.0/1024.0) AS [ファイルサイズ
（MB）] ,
   CEILING(FILEPROPERTY(file_name(fileid),'SpaceUsed')*8192.0/1024.0/1024.0)
AS [使用領域(MB)] ,

CEILING((FILEPROPERTY(file_name(fileid),'SpaceUsed')*8192.0/1024.0/1024.0)
    /(convert(float,size) * 8192/1024/1024) * 100 ) as [使用率(%)]
from dbo.sysfiles
--order by [使用率(%)] desc
order by [論理ファイル名]
で、だいたい見当がつきます。


並列クエリに関しても、MSDEはCPUが２個までです。
もし、それ以上のCPUが搭載されたサーバー機であれば、MSDEの
運用はよくないと思います

基本的に、データベースサイズが２GBの上限にならず、CPUも２個の
マシンであれば、MSDEもSQLServerも、データベースエンジンとしての
性能は変わらないと思います。
もちろん同時接続数の制限がMSDEには付いていますので、多人数
での運用は無理があります。

MSDEで運用を始めて、何か遅くて使い物にならないと感じ出したら
SQLServerに変えたらどうでしょうか？

何も不満がなければ、MSDEの運用で大丈夫だということでしょう。


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（株）日本技術ソフト開発
  　    　堀川　明  (Akira Horikawa)
    ０３月０２日（水曜日）　１３時０５分記
        mailto:who@example.ne.jp
        http://www.horikawa.ne.jp/msde/