MSDE FunClub
Microsoft Data Engine FunClub
MSDE初心者向けメーリングリスト過去ログ[1084]番
 
[TOP]>[MSDE初心者向けメーリングリスト過去ログ(1084番)]>[ウィンドを閉じる]
 
SQLServer2005時代でも
開発の基本は T-SQL
上巻で T-SQL の基礎作り
 
SQLServer2005時代でも
運用の基本はバックアップ
下巻でバックアップ手法を学びましょう
PASSJ人気コンテンツで学んだ後は下巻でさらなる学習を!
 
ウィンドを閉じる
MSDE/SQLServer FAQ
MSDE / MSDE2000 
技術情報サポート
初心者向け
メーリングリスト
過去ログの表示
技術者向け
メーリングリスト
過去ログの表示
メーリングリスト
活動状況の
表示
MSDE TOP メニュー
MSDEトップメニューに移動します
 

 
Re: ACCESS ADP 一時テーブルを基にしたレポートで「オブジェクトが無効です。」のエラー

Date: Mon, 1 Mar 2004 17:29:05 +0900
From: "Akira Horikawa" <who@example.ne.jp>


堀川です、こんにちは

-----Original Message-----
From: H.Mizuguchi [mailto:who@example.co.jp] 
Sent: Monday, March 01, 2004 3:56 PM
To: who@example.ne.jp
Subject: [ml-msde-beg:01083] Re: ACCESS ADP 一時テーブルを基にしたレポートで「オブジェクトが無効です。」のエラー


>「Connection プロパティは、実際にはアクティブなデータベースに対する 
>ActiveX データ オブジェクト (ADO) 接続のコピーへの参照を返します。このた
>め、Close メソッドを適用したり、Connection オブジェクトのメソッドやプロ
>パティを使って接続を変更しようとしても、カレント データベースとの接続を
>保持する Access の実際の接続オブジェクトに影響を与えることはありません。」


この文章は、たぶん正確な意味を表現しているとは思えません。

現実的にはデータベースサーバーへの2つの別個の接続があり、1つはAccessの
システム用で、もう1個がアプリケーション用(CurrentProject)です。


このことから、

>Connection オブジェクトのメソッドやプロパティを使って接続を変更しようとしても、
>カレント データベースとの接続を保持する Access の実際の接続オブジェクトに
>影響を与えることはありません。

との部分は、CurrentProject側で接続を変更しても、Accessのシステム側の接続は、
影響されないとの意味に合致します。



問題は、

>Connection プロパティは、実際にはアクティブなデータベースに対する 
>ActiveX データ オブジェクト (ADO) 接続のコピーへの参照を返します。

という部分の、『接続のコピーへの参照』という意味の解釈です。

少なくとも「プロファイラ」で観察した限りでは、新しいSQLServerへの接続発生
は行われておりません。

ログインが行われていない以上、SQLServer側では、最初に作成された接続を
使ってクライアントが接続に来るはずです

その接続をクライアント側でどのように使い回していても、SQLServer側では、同じ
接続空間を使うことになります。

この『接続のコピーへの参照』は、2つ作成した接続オブジェクトのうち、もう1個
の方だという意味に、捉えるのがよいでしょう。



>Enterprise Managerのプロセス一覧に「SPID」という識別子があるんです
>けど、Connection オブジェクトのプロパティとしてこれが実装されていれば、
>ヘルプの言うところの「コピー」の意味が明確になるんですが

Set cn = CurrentProject.Connection
Set rs = cn.Execute("SELECT @@spid as id")
MsgBox "Process ID = " & rs![id]

これで、cnオブジェクトが使用しているサーバー側プロセス番号が表示されます。
同じ番号をずっと使っているし、新しいログインが発生していないので、最初に
2個作成された接続のうち、1個を使っていると考えてもよいと思います



プロファイラで観察すると、Accessプロジェクトを立ち上げると3個の接続が
作成されます(Audit Loginイベント)。
立ち上げたAccessプロジェクトを何もせずにそのまま放っておくと、3個目の
接続が明示的に閉じられます(Audit Logoutイベント)

そこで接続が2個の状態で、レポートを開くと、再び新しい接続が作成され、
その接続を使ってレポートのレコードソースに設定されたデータ取得用の
SQL文が投入されます。

しかし、レポートのレコードセットオブジェクトを代入する方法では、新しい
接続は作成されませんので、この方法によって、一時テーブルに対する
レポートの表示ができます。



------------------------------------
(株)日本技術ソフト開発
        堀川 明  (Akira Horikawa)
    03月01日(月曜日) 17時28分記
        mailto:who@example.ne.jp
        http://www.horikawa.ne.jp/msde/






[MSDE/SQLServerに関して、今、どんなことにお困りですか?]
よろしければお困りの内容を、電子メールで教えて下さい。
質問を電子メールで作成する


[ウィンドを閉じる]

[MSDE/SQLServer FAQ ]

[MSDE / MSDE2000 技術サポート情報一覧]

MSDE TOP ページに移動する

 
 
 
 
 
 
 
MSDE FunClubに関するご意見・ご要望等ございましたら、
msdefun@horikawa.ne.jp までご連絡下さい。
MSDEを始めとする各種データベースシステムの開発、コンサルタントに関するご要望等は、
msdedev@horikawa.ne.jp までご連絡下さい。