From:          新田 則之  <who@sub.example.jp>
Date:           Tue, 30 Oct 2001 18:39:13 +0900
Message-ID: who@sub.example.jp

谷です。

> 実は、こちらに投稿する前に
> マイクロソフトのサポートニュースグループ（microsoft.private.jp.vap.sqlserver）
> に問い合わせてみたのですが、全く何も答えてもらえませんでしたので

非常に興味があったので、そちらに返信しようかな、とも思ったのですが。。
# 大概答えは返ってきませんから。。
 
> 「アーキテクチャ徹底解説 Microsoft SQL Server 2000」
> （原書：Inside Microsoft SQL Server 2000）

すでに発注はしているので、私も見てみます。

> 「トランザクション分離レベルを無効になるのは、分離レベル ヒントを指定したときで
> 　粒度ヒントだけの指定では、トランザクション分離レベルは無効にはならない」
> と解釈していました。

トランザクション分離レベルのカスタマイズの項で、
「分離レベルは、必要に応じてそれぞれの SELECT ステートメントで
テーブル レベルのロック ヒントを指定することによって無効にできます。」
とあるので、新田さんの解釈で正しいようですね。

> 分離レベルが既定の「READ COMMITTED」で動作しているならば
> たとえ他セッションでテーブルが(TABLOCK, UPDLOCK)でロックされていても
> 「select * from [テーブル名] with (TABLOCK)」
> でテーブルを読み込めると思っていたのですが、そうではないのでしょうか？

解釈に自信が持てませんが、
トレースフラグを立て（3604,1200）、追跡してみました。
select * from authors with (TABLOCK, UPDLOCK)

Process 54 acquiring S lock on KEY: 5:1:2 (b80175ab6d20) 
                 (class bit0 ref1) result: OK
Process 54 acquiring Schema lock on TAB: 5:1977058079 [] 
                 (class bit0 ref1) result: OK
Process 54 acquiring IS lock on PAG: 5:1:196 
                 (class bit0 ref1) result: OK

-- KEY ロックの取得とリリース は削除しました。

Process 54 acquiring S lock on RID: 5:1:196:2 
                 (class bit0 ref1) result: OK
Process 54 releasing lock on PAG: 5:1:196
Process 54 releasing lock on RID: 5:1:196:2
Process 54 releasing lock on KEY: 5:2:1 (20008a3e59ba)
Process 54 acquiring S lock on KEY: 5:2:1 (2100496d7491)
                  (class bit0 ref1) result: OK
Process 54 releasing lock on TAB: 5:1977058079 []

----
Process 54 acquiring S lock on TAB: 5:1977058079 [] 
                 (class bit0 ref1) result: OK
Process 54 acquiring X lock on TAB: 5:1977058079 [] 
                 (class bit2000000 ref1) result: OK

上記の２行（改行で４行）が、クエリ終了後だと思われます。
テーブルに排他ロックがかかっていますね。
# なぜだろう？

故に、SELECT 文が処理されている間なら、
別のセッションのSELECT文の処理が行えるかもしれないですね。
# wait for で同時実行したつもりでしたが、上手くいきませんでした。。

-- 
With best regards.

Kenji Tani
Otsuka Corp. Kansai Technical Solution Center
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