From:          新田 則之  <who@sub.example.jp>
Date:           Tue, 30 Oct 2001 13:22:28 +0900
Message-ID: who@sub.example.jp
Subject:        MSDE2000 でロックヒント (UPDLOCK) 時に他セッションで
                    データを読込めない

谷です。
回答ではございませんが、興味を持ったので、テストをしました。
# というか、わかりませんでした。

 Windows 2000 Advanced ServerSP2上で
> MS00-092、MS01-032、MS01-041、の修正モジュールを適用して
サービスパックを適用した SQL Server 2000 でテストしました。

> コネクションAの中でトランザクションを発生させておき
>  select * from [テーブル名] with (TABLOCK, UPDLOCK)
> を発行した状態で

この状態で、なんと、排他ロックになっていました。
「UPDLOCK は、必要に応じて自動的に排他ロックに変換される」
というのが、Inside SQL Server 7.0 に記載されていました。
# 必要に応じてというところが怪しいですね。

> 別のコネクションBの中でトランザクションを発生させ
> 　　select * from [テーブル名] with (TABLOCK)
> を発行すると、ロック解除待ちの状態になってしまいます。

>   コネクションA … select * from [テーブル名] with (ROWLOCK, UPDLOCK)
>   コネクションB … select * from [テーブル名] with (ROWLOCK)
> だと、コネクションBのSelect文は無事実行されるので
> この場合はBooksOnline の記述通りの動きです。

SELECT * FROM [テーブル名] with (TABLOCK)
だとダメでした。
コネクションA で テーブルに対してインテント排他がかかっていました。
（キーに更新ロック、ページに IX ロック）

> どちらのトランザクションも
> 「SET TRANSACTION ISOLATION LEVEL」ステートメントで
>分離レベルを変更していないので
> 既定の「READ COMMITTED」の分離レベルで動作しているはずです。

「ロックヒントは、セッションの分離レベルを無効にする」
との記載が、Books Online にあります。




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With best regards.

Kenji Tani
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