平嶋です。

On Mon, 28 May 2001 22:38:14 +0900
秋田　浩樹 <who@example.co.jp> wrote:

> 上記の通り SET NOCOUNT ON で解決はしました。
> この記述の意味はヘルプにて調べることができたので、コマンドの意味は
> わかったんですが、どうしてこの記述によって先の問題が解決されるのかが
> 他の人とも話してみたのですが理解できません。

自分なりに調べた結果ですが、MSDNあたりにズバリ書いてあるかも知れません。

まずSET NOCOUNT ONの記述を削除し、クエリアナライザでプロシージャを実行し
てみて下さい。

SELECT, UPDATEなどの命令が実行されるたびに
(1 件処理されました)
と出力されるはずです。

ADOでDB接続にSQLOLEDBを使っている場合、この「(1 件処理されました)」の行は
閉じた結果セットとしてクライアントに返ってきます。
(Stateプロパティ = adStateClosed）
当然、この状態ではRecordsetオブジェクトを操作できません。

この後ろに有効な結果セットがあるなら、それが見つかるまでnextRecordSetメソッ
ドで回せば使用できます。
しかしSET NOCOUNT ONとすれば「(1 件処理されました)」の出力を抑止できるの
で、その必要はなくなります。

MSDASQLやDSN接続を使う場合は、このような挙動は見られません。ドライバの仕
様でしょう。RDOは使ったことがないので何とも言えません。

少々余談を。
今手がけているシステムはSQL6.5の時代からかなりチューニングがしてあるよう
で、ビューを実行すると
「警告 : ローカル結合ヒントが使用されたので、結合順序が強制設定されました。」
というメッセージがよく出ます。実際にはLOOP JOINを使っているのですが。

このメッセージも閉じた結果セットとして扱われてしまうのですが、どうも調べ
た限りでは出力を抑止する方法が見つかりません。
しかたがないので
do
  Set RS = RS.nextRecordSet
while RS.State = adStateClosed
こんなことをしています。

who@sub.example.com