藤田（ＦＪＴ）さん、こんばんわ。

＃今回は大変失礼なお返事をします。あらかじめご了承ください。

> mdbでもパススルークエリを使えば、msdeに接続できるはずだし、mdbの知識も使
> えるのでそうしようかなとも考えています。それなら、マルチユーザーでも安心
> でしょう？

これがあなたが「何も判っていない」何よりの証拠です。開発者用のメンテナン
スアプリならまだしも、業務用のクライアント=サーバシステムでこんなことは
絶対にやってはいけません。断言します。こんなことをしても、.mdb（Jet
Database Engine）を使用してシステムを構築していたときよりトラブルが増え
るだけです。よりシステムは不安定になり、データベースは頻繁に破壊され、パ
フォーマンスは低下します。間違ってもこういうことをして欲しくないので、私
はあれほどMSDEはAccessとはまったく別のプログラムであることを強調し、また
RDBMSという仕組みを学ぶことをまず真っ先にするべきだ、と申し上げてきたの
です。

非常に失礼ながら、今の藤田さんのスキルでは「動かしながら覚え」られる事は
何一つ無い、と断言させていただきます。理由は

１.Access2000そのもの、つまりフォームやレポートの作り方については、藤田
さんは既に十分に習熟されておられる。

2.「Access2000からMSDEを使うノウハウ」というのは、RDBMSとMSDEに対する理
解があって初めて意味を持つ

の二点です。

なぜ「絶対にやってはいけない」か、なぜ「システムは不安定になり、データベー
スは頻繁に破壊され、パフォーマンスは低下」するのか、それはRDBMSという仕
組みを理解し、どのようにAccess2000がMSDEという独立したRDBMSを利用するの
かという仕組みを理解すれば、おのずと導き出せるはずです。また、理解できる
人でなければ、多クライアントからMSDEを利用するアプリケーションをAccessで
構築してはいけません。

RDBMSがどのような役割を担うシステムであり、そのカテゴリの中でMSDEはどの
ような位置付けにあり、そしてどのような機能と制限を持っているかを理解して、
初めて「バックアップや修復をEnterprise Managerで出来るように」なります。
当然ですよね？　自分が使っているモノがどんな物であるかを把握しなければ、
管理など絶対に出来るわけが無いのです。


繰り返しますが、現在の藤田さんには「いじって見て動作を確認」して学べるこ
とは（学んで意味のあることは）ほとんどありません。RDBMSとMSDE／SQL Server
についての知識を収集なされることを優先されるべきです。


ちなみに私は、汎用機に付いてきたRDBMSに関するマニュアルを最初の一巻から
読んだのが最初の一歩です。



丸山　宏徳

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