Date: Thu, 23 Mar 2000 15:11:25 +0900
From: "Akira Horikawa" <who@example.ne.jp>
堀川です、こんにちは
書籍が、平積みされていましたので、入手できると思います
その当日に、大きな問題に気が付きました
書籍の原稿を書いているときや、VBマガジンの連載をやって
いるときもまったく気がつきませんでした
技術評論社から近日中に出るTIPS集の校正連絡でわかった
のですが、
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Accessプロジェクトから新規データベースを作成すると
トランザクションログを使わないモードで初期設定が行なわれる
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のです。
具体的に言うと、
SELECT INTO/BULK COPY が許可(ログに記録されない操作を認める)
チェックポイント時にログの切り捨て実行
の、データベースオプションが設定されます。
確かに、従来のAccessユーザの移行を考えれば、このオプション設定
によって、トランザクションログの意味がなくなり、MDBデータベース感覚
で操作できます。しかし何のための高信頼性なのか疑問です
しかも問題なのは、MSDEにはEnterprise Managerがありませんし、
Accessプロジェクトからはデータベースオプションが表示されません。
つまり、MSDEはトランザクションログがサポートされたということを信じて
Accessプロジェクトから使い続けているユーザが存在するはずです。
実際は、ログ切り捨てモードでの運用なので、データベースが壊れて
唖然とするでしょう。
この事実を広く公表するために、ページを準備します
また違法ながら(120日間は合法です)、120日間体験版から
Enterprise Managerをインストールして、MSDEのシステム管理を
行なう手順についても解説するつもりです。
しかしこの120日の制限はサーバーソフト側にあり、クライアント側ツール
には制限が入っていないような内容が契約書に書かれているのは、
Accessプロジェクトの不備を補うためなのかな?
とにかく何も知らずにAccessプロジェクトからデータベースを新規に
作成し運用している人がいたら、注意願います
また次のSQL文の実行で、通常モードに戻りますので、このSQL文の
実行を行なってください
exec sp_dboption 'データベース名' , 'select into/bulkcopy' , 'FALSE'
exec sp_dboption 'データベース名' , 'trunc. log on chkpt.' , 'FALSE'
以上
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(株)日本技術ソフト開発 堀川 明
mailto:who@example.ne.jp
http://www.horikawa.ne.jp/msde/
http://www.kt.rim.or.jp/~pwp/
03月23日(木曜日) 15時10分記
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