堀川です、こんにちは


-----Original Message-----
From: hiro [mailto:who@example.ne.jp]
Sent: Sunday, February 04, 2001 12:06 AM
To: who@example.ne.jp
Subject: [ml-msde:00423] ストアードプロシジャと T-SQL


>VBやＡＣＣＥＳＳでシステムのデータ入力画面等を作る場合、
>データ更新をするコマンドボタンなどにサーバ上のデータ更新用
>ストアードプロシージャを起動するようにコーディングするのは
>わかるのですが、、、ではＴ−ＳＱＬは実際どのような目的で使うのですか？

そのストアドプロシージャは、何で作りますか？
T-SQLは、Transact-SQLの略語です。
T-SQLを使って、そのストアドプロシージャを作ります



>黄色い本を読むとほとんどＯＳＱＬで起動していて、システム運用者用の
>メンテ言語ぽくみえるのですが。

黄色い本って、私が書いた本ですか？
そのように言ってくれると、嬉しいですね。
今度から、『黄色い本を見てください』ってアドバイスします。


メンテ言語ですか？
確かに、T-SQL言語を使ってデータベースを作ったりテーブルを作ることは
時代に逆行していることは認めます。

キャラクタユーザーインターフェース（CUI）から、時代は、グラフィカル（GUI）
になっているのは事実です。
だからデータベース操作も、エンタープライズマネージャなどを使うのが常識です。


でも、Access2000+MSDEユーザには、エンタープライズマネージャは
付属しません。
データベースを作るにしてもデフォルト状態のデータベースしか作れません。
これではすごく不便だと思いませんか？

ところがMSDEには自由にデータベースを作る機能があります。
T-SQL言語を理解していれば、そのようなデータベースを作ることができます。


そういう意味ではT-SQLはメンテ言語と言われるかもしれませんが、それは
データベースの中の一部の機能です。

VBの中からWindows-API関数を呼び出すように、T-SQL言語を理解
していればデータベースサーバーの90%ぐらいは、自由に使えるように
なります。残り10%は、SQL-DMOです。



>Ｔ−ＳＱＬも、ＶＢなどのコマンドボタンにやはり、起動するように
>コーディングするのですか？
>どのようなコーディングになるのですか？

ボタンが押されたら、データベースサーバーに格納されたストアド
プロシージャをキック（実行）するようにコーディングします。
ストアドプロシージャの実体は、あらかじめT-SQL言語によって作って
おきます。



>実際にシステムを作る場合の”定石”的なものを教えてください。
>初心者なので、よろしくお願いします。

定石で済むことばかりでしたら、私もそれを覚えたかったですよ (^.^;;

せっかく『黄色い本』が手元にあるのですから、その第１章から勉強して
自分の知識として吸収されることをおすすめします。

そうすれば、Accessプロジェクトの話がなぜ後ろの第23章にあるのか
わかると思います。

ただhiroさんが、ストアドプロシージャを作ったりしないで済む、クライアント側
の仕事ばかりでしたら、定石集のような本も可能です。
『黄色い本』の第23章のフォームの例題が、大部分のパターンを網羅
しているのが、定石と言われればそうかもしれません。

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（株）日本技術ソフト開発　　堀川　明

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０２月０４日（日曜日）　１８時３３分記