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RE: マスタ管理の形態について

Date: Mon, 13 Nov 2000 11:39:16 +0900
From: "Akira Horikawa" <who@example.ne.jp>


堀川です


鈴木さんWrote.
>クライアントAは、Access Jetでサーバーとリンク、
>クライアントBは、Access MSDEでサーバーとトランザクション
>このような形態でマスタを組むことは可能なのでしょうか?
>DBが壊れるようなことはないのでしょうか?

このような運用でDBが壊れるとか壊れないとかは、断定できる
ものではありません
壊れるときは壊れるものです
何時でも壊れてもいいように、対策を取るものです

鈴木さんがこの場合に使われている『トランザクション』という意味は
何ですか?
雰囲気はわかりますが、正確な用語を使うようにしましょう
C/S形式で運用するということですね



>これができたら、その他の自作クライアントにマスタをプッシュ
>かプル送信できるようにしたいのですが。
>同時に既存の他ベンダシステムには、DTSなりプロに依頼してマス
>タ同期をとらせて一元管理したいです。

レプリケーションで一番問題になるのは、データの矛盾です
サーバー側とクライアント側で同じデータを所持するので、矛盾の発生する
データ更新が行われる可能性があります
これに対処できるシステムであれば『マスタ同期』を行ってもよいです

しかし一般的には、この対処方法は相当に難しいはずです
ですからSQLServerのドキュメントなどにも掲載されているように、テーブル
設計の段階で、データ更新に矛盾の発生しない工夫を入れる必要があります
代表的な例としては、クライアントごとにデータの保守範囲を明確にすることです


>「初心者へのお願い」にも関連するのですが、
>このように初心者は一般的にシステムを組むときのイロハを知ら
>ないので、MSDE使用を躊躇せざるを得ないケースが多いと思われ
>ます。

確かにMSDEの敷居は高くなりましたが、でも不可能ではありません
初心者の方は、あれこれ考えずに、C/S化を考えればよいと思います

いろいろな批判はあると思いますが、サーバーにストアドプロシージャ
を組み込んで、2層形式(C/S)のアプリケーションの作り方を覚えるのが
よいと思います

これに慣れた段階で、レプリケーションなど勉強することをおすすめします

頑張ってください

---------------------------------------------------
(株)日本技術ソフト開発  堀川 明

        mailto:who@example.ne.jp
        mailto:who@sub.example.jp
        http://www.horikawa.ne.jp/msde/
        http://www.kt.rim.or.jp/~pwp/

11月13日(月曜日) 11時36分記



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