こんにちは。水口 敬唯＠昭栄通信工業株式会社です。

On Wed, 18 Oct 2000 09:56:20 +0900
"室節　祐二" <who@sub.example.jp> wrote:

> その場合、どのマシンがデータ修正を行っているかの情報を込みで
> 作業用テーブルにいれていかないといけないですね。
> 今までは、フロントエンドの方においていたため、どのマシンがという
> 心配はなかったので。
「取り消し」の意味がよくわからないのですが、「入力欄とフィールドを直接バ
インドしていて、その結果ユーザーの修正がリアルタイムに反映されるため、そ
れを元に戻すための仕掛け」でしょうか？

> 大変申し訳ないのですが、まだまだ、初心者で
> 「サーバカーソルを使って、ストアドプロシージャ内で集計」
> の意味がわかりません。
> 「クライアント側の作業用テーブルに１回の転送命令で転送させる」
> でそのクライアント側に作業用テーブルをおく方法がわからないのです。
> 情けない限りですが…。
クライアント側に作業用テーブルをおくような方法は、クライアント/サーバシス
テムでは普通採用しません。こういうアプローチを取ると、帳票作成用のデータ
が大量にネットワークを流れることになり、システム全体のパフォーマンスが落
ちるからです。「ストアドプロシージャ」については、Accessにはなかった概念
なのできちんと学習することをお奨めします。今までクライアント側でごちゃご
ちゃ行ってた処理を、サーバに任せる仕掛けです。こうすることでネットワーク
のトラフィックの負担を下げることができます。

ストアドプロシージャの中で集計用の一時テーブルを作成して帳票用のデータを
作成し、その結果だけをクライアントに戻すようにすれば、その一時テーブルは
使い終わった時点でサーバに削除させることもできます。もう一つ言えば、スト
アドプロシージャは複数のレコードセットを順番に返すことも可能です。ですか
ら、一つの帳票が複数のグループから構成されるような場合、グループごとにレ
コードセットを作成して順番に返すようなストアドプロシージャを作成しておけ
ば、クライアントの処理はずいぶん楽になります。

> 信頼性の確保という意味では、どのようにすればいいか分からなかったため、
> 毎日バックアップとり、何か起こったときには、バックアップから復旧してもらう
> ようにしています。
> すでに、１年くらい使っていますが、１度問題が起こっただけで何とかすんでいま
> す。
「各クライアントにフロントエンド＆バックエンド両方あり、普段は、そこで処
理をしています。そして、何日かに一度サーバに対して、アップデート処理をか
けます。」という、いわば手動レプリケーションを採用したことが、先見の明が
あったといえると思います。もし、リアルタイムでクライアントからサーバの
MDBを直接更新なんかしていたら、悲惨なことになっていたと思います。室節さん
のようなアプローチを取るなら、Accessでもそこそこの信頼性は望めます。が、
そのために余分な工数が発生するので、保守する側は大変でしょうね。

では、がんばってください。

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