Date: Thu, 9 Feb 2006 15:22:04 +0900
From: "Akira Horikawa" <who@example.ne.jp>
堀川です
-----Original Message-----
From: Tadashi Nakamura [mailto:who@example.com]
Sent: Thursday, February 09, 2006 10:52 AM
To: who@example.ne.jp
Subject: [ml-msde:01447] Re: クライアント/サーバー運用の制限について
>> ただこの問題は、マイクロソフト社でも、おかしなことになっています。
>
>このような錯誤は、MS 社においてときどき見られます。
>つまり、社内の人間が、社内の情報に関して精通していない
>という状況です。
そうですね
ライセンスの内容の中身に、それを遵守することが、
常識的に考えて困難である
内容であったら、そのライセンス条項自体が、無効である、あるいはおかしい
ものであると、私は、個人的には思います。
マイクロソフトの公式ページですら、ライセンス違反の内容が書かれて
いるのですから、一般人の私達にそのライセンスを押し付けるのは
無理だと思います。
もしライセンスを守らせるのであれば、本来であれば、Windows98/Meの
「名前付きパイプ」のサーバー側機能が実装されていないように、
TCP/IPのWinSock機能のListen命令の中で、ネットワーク外部に対してリッスンを
原則的に禁止するような細工を入れて、Windows2000 Pro版やWindows XPを
出荷すればよかったと思います。
それが自由にListenできる機能が入っているわけです。
ただそれができなかったのは、IISサーバーをWindowsXPでも動かしたい
ユーザがいるわけで、ライセンス条項に、IISの運用は認めています。
なぜIISの運用が許され、データベースサービスが許されないのか?
この理由を聞きたいものです。
Windowsでも、PostgreSQLやMySQL等が使われ出していますが、それらの
利用を阻止するためには、このライセンス条項を厳格に守らせれば一網
打尽にできます(もちろん、MSDEも、網の中に入りますが。。。)
またそれらの解説書籍の中で、Windows Serverを使わないで、
ネットワーク経由で接続している話が出ていたら、即刻、回収し、発禁処分に
できるわけです。
こんな不条理なライセンスを、果たして守れるのでしょうか?
ライセンスに違反して使っても、Windows2000 ProやXPには、OS自身に
物理的な外部接続数に制限が設けられています。
Server版OSのように数多くの接続を許すようにはできないのですから、
この物理的な制限以内で、データベースサービス等の接続も許すように、
ライセンスを変えて欲しいものです
ライセンスを改定しないのは、サーバー1台、クライアント数台のような
小規模なシステムを売るときに、販売業者が、
「ライセンスが認められないのでサーバーOSを売ります」
という口実に、使われているような気がします。
でもそこで動くデータベースが、MSDE2000 だったりして。。。
もう数年も前に、マイクロソフト社のSQLServer担当者に、このライセンスを
変えて欲しいと頼んだときは、快く調査するようなお話を頂いたのですが。。。。
このライセンスについては、ほんと、困ったものです。
>> フリーのRDBで、PostgreSQLやMySQLなどが使われていますが、サイベースの
>> 製品も、もっともっと使われていいのではないか?と感じています。
>
>とっても興味深いコメントです。
>SQL Server 系統と、Linux の系統が
>もう少し自由に相互接続できるといいなあ
>と思っているユーザーは多いのではないでしょうか。
Webサーバーは、アパッチを使いたい、でもデータベースは手馴れている
WindowsのSQLServerを使いたいという事例が、困ります。
しかも、PHPやPerlで、CGIを作りこむ。
JAVAであれば、マイクロソフトが公式に、JDBCのドライバを公開していますので、
JAVAプログラムから、SQLServer2000に接続ができます。
ところが、PerlやPHPは、マイクロソフトのクライアント側接続ライブラリの
純正製品が存在しない。
だからどうしても、FreeTDSに頼ることになります。
http://www.freetds.org/
でももう少し、信頼性のお墨付きが欲しいって考えるユーザもおられます。
そこに登場するのが、Sybase社のCT-LIBRARY です。
マイクロソフト社のSQLServer7までは、CT-LIBRARY経由でのサポートを
保証しています。
TDS 4.2 クライアント は保証しています。
TDS 5.0 クライアント は保証していないが、SQLServer7 SP2で修正された
SQL Server 7 SYBASE CT-Library クライアントから接続できない
http://support.microsoft.com/kb/239883/
ただ、残念なことに、SQLServer2000から、接続はできなくなりました。
SYBASEのCT-LIBRARYを使うと、日本語対応済みという利点があります。
当然のことながら、SYBASEのデータベースサーバーは全世界の金融機関等で
使われているので、国際語対応済みという利点があり、日本語の名前やデータ
についても問題はありません。
マイクロソフト社のSQLServerの日本語は、Unicodeを除けば、シフトJISコードが
基本です。
そこで、Unix側の端末の漢字コードの設定を、送信及び受信をシフトJISに
設定したら、Sybase提供の isql コマンドを起動掛けて下さい。
その際、isql コマンドで処理する文字コード(クライアント側文字設定)をシフト
JIS
にします。
[sybase@localhost sybase]$ isql -v
Sybase CTISQL Utility/12.5.1/P-EBF11776 ESD #2/DRV.12.5.1.0/Linux
Intel/Linux 2.
4.18-18.7.xsmp i686/BUILD1251-002/OPT/Tue Mar 9 18:40:22 2004
Confidential property of Sybase, Inc.
Copyright 1987, 2003
Sybase, Inc. All rights reserved.
Unpublished rights reserved under U.S. copyright laws.
This software contains confidential and trade secret information of Sybase,
Inc. Use, duplication or disclosure of the software and documentation by
the U.S. Government is subject to restrictions set forth in a license
agreement between the Government and Sybase, Inc. or other written
agreement specifying the Government's rights to use the software and any
applicable FAR provisions, for example, FAR 52.227-19.
Sybase, Inc. One Sybase Drive, Dublin, CA 94568, USA
MSDE(SQLServer7)に接続してみます
[sybase@localhost sybase]$ isql -Jsjis -S MSDE_SERVER -U sa -P
1> select @@version
2> go
------------------------------------------------
Microsoft SQL Server 7.00 - 7.00.1063 (Intel X86)
Apr 9 2002 14:18:16
Copyright (c) 1988-2002 Microsoft Corporation
MSDE on Windows NT 5.0 (Build 2195: Service Pack 4)
[sybase@localhost sybase]$ isql -Jsjis -S MSDE_SERVER -U sa -P
1> USE 全角漢字のDB
2> GO
1> SELECT 列名も漢字 FROM テーブル名も漢字
2> GO
列名も漢字
--------------------
文字列も日本語
(1 row affected)
Sybaseを使えば、データベースの名前もテーブルの名前も、列の名前も
日本語文字列に対応します。
フリーのRDBの中では、素晴らしいと思います。
言語仕様も、Transact-SQL言語なので、違和感は無いですし。。。
もっともっとユーザが増えても、よいと思いますけど。。。。
初代 MSDE 及び SQLServer7 は、マイクロソフト社最後の、サイベース
接続を提供している、貴重なデータベースだということがわかると思います。
(私の書籍下巻の付録に、再配布したMSDEが付属します)
[参考]
MSDE(SQLServer7互換)側で実行した、osql コマンドの中身を提示します。
-------------------ここから MSDE(OSQL) ---------------
1> create database 全角漢字のDB
2> go
CREATE DATABASE: ディスク '全角漢字のDB' に 1.00 MB 割り当てています。
CREATE DATABASE: ディスク '全角漢字のDB_log' に 0.49 MB 割り当てています。
1> USE 全角漢字のDB
2> GO
1> create table テーブル名も漢字( 列名も漢字 varchar(20))
2> go
1> insert into テーブル名も漢字(列名も漢字) values('文字列も日本語')
2> go
(1 件処理されました)
1> select * from テーブル名も漢字
2> go
列名も漢字
--------------------
文字列も日本語
(1 件処理されました)
----------------ここまで--------------
------------------------------------
Epata-IT/日本技術ソフト開発
堀川 明 (Akira Horikawa)
02月09日(木曜日) 15時20分記
mailto:who@example.ne.jp
http://www.horikawa.ne.jp/msde/
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